「りんごの棚」を作りました!
「りんごの棚」とは、さまざまな理由により、本を読むことが難しい人へむけた「誰でもかんたんに読むことができる本」を集めた本棚のことです。
- 読みやすい大きな文字で書かれた本
- 点字のついた本
- LLブック※
- 布やスポンジでできた本
- さわって楽しむ絵本
- 手話絵本
などがあります。
(※ LLというのはスウェーデン語の LättLäst(やさしく読みやすい)を短くしたものです。ピクトグラムやかんたんな言葉を組み合わせて、やさしく読みやすいように作られています。)
「りんごの棚」は、印刷物を読めない障害がある人々のための図書館サービスであり、「りんごの棚」という名称は、ロンドンの「障害児図書館」で、言語障害のある子どもたちを支援するために作られたおもちゃのりんごに由来しています。
このロンドンの「障害児図書館」の活動に刺激を受けたスウェーデン・ヘルネーサンド市の図書館が、「りんご図書館」を設け、数年後、ヴェストラ・イェータランド県が、どの図書館でも取り入れられるように、これよりも規模を小さくした「りんごの棚」を考案しました。
そして現在、さまざまな国や地域の図書館に「りんごの棚」の活動は広まっています。
志布志市立図書館では、これまで「バリアフリー」コーナーとして集めていた本を「りんごの棚」とし、コーナー書架もより見やすく、手にとりやすく作り直しました。
ぜひ、いろいろな形の「誰でもかんたんに読むことができる本」を手にとってみてください♪